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重松 清著 |
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小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを開封するために、26年ぶりに母校で再会した同級生たち。夢と希望に満ちていたあのころ、未来が未来として輝いていたあの時代―――しかし、大人になった彼らにとって、夢はしょせん夢に終わり、厳しい現実が立ちはだかる。人生の黄昏に生きる彼らの幸せへの問いかけとは?(文庫本裏表紙より引用)
「あなたたちは今、幸せですか?」
タイムカプセルの中には当時の担任だった白石先生からのメッセージが。
子どもの頃に見ていた未来とはかけ離れた今を歩む彼らにとって、その言葉は、重く彼らの心に突き刺さる。夢と希望に満ち溢れていた未来は、夢でしかなかった。
現実は厳しいものというのは誰もがよく分かっていることと思います。すべてが思い通りにいくことなんてほとんどありません。仕事でも恋でもスポーツでもなんでもそうですよね。しかし、そんな中、夢を実現させる人がいることも事実です。しかし、その人だって悩みを抱えているはずです。また、夢が叶ったからといって幸せかどうかというのも別です。
私の夢は建築士でした。「後世に残る建築物を造る。」大きなことを言いつつも早々に夢を断念してしまいました。今思えばせめてあと5年踏ん張れればなんとかなったのではないかとも思えます。図工が好きで何かを作る仕事に就きたかった私は、今、システムという実態のないものを毎日作っています。後世に残るどころか、電気がなければ消えてしまう儚いものです。
しかし、運良く、この仕事は私に合っていました。
幸せか?と聞かれたら、二つ返事で「はい」とは言えませんが、まずまずやっています。子どもの頃にみた未来とはかけ離れてはしまいましたが、幸せは必ずあるのだと信じています。
誰もが悩みを抱え、うまくいかないことばかり。重松さんらしく現実的な作品でしたが、誰にとっても、何歳になっても、必ずどこかに幸せはあるのだというメッセージと解釈しました。
30を前にした私が今この本出会えてよかったと思います。







私は重松清さんと同年代ですので、
いつも共感を持って読んでいます。
幸せとは胸を張っていうほど大袈裟なものではなく、気付くと自分の中にあり、その存在を意識しない時の事を指すのかもしれませんね。
同年代の方にとっては重松さんの作品はたまらないでしょうね。また遊びにいかせてもらいます(・∀・;)
>raccoonさん
なんとすてきなお言葉。たしかにそうかもしれませんねぇ。そう言われると今が幸せなのかも(〃∇〃)