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浅倉 卓弥著 |
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第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作として、「描写力抜群、正統派の魅力」「新人離れしたうまさが光る!」「張り巡らされた伏線がラストで感動へと結実する」「ここ十年の新人賞ベスト1」と絶賛された感涙のベストセラーを待望の文庫化。脳に障害をもった少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事を、最高の筆致で描く癒しと再生のファンタジー。(文庫本裏表紙より引用)
ピアニストである如月は留学先のオーストラリアで銃撃戦に遭遇。如月は左手薬指と引き換えに一人の少女を救います。その少女の名は千織。脳に障害を抱えていました。如月はピアニストの道が絶たれた絶望の中、この事件で身寄りを失った千織を預かることになります。
千織は言葉がうまく話せません。しかし、千織には驚くべき才能がありました。一度聞いた曲をピアノで再現するのです。如月は、千織に人と接する機会を与えるために、施設を巡り、皆の前でピアノを演奏させるという行いを始めます。この行いに効果があるのか疑問に思い始めていた頃、山奥の病院施設を訪れます。そこで起こった思いもよらぬ災難は奇蹟の始まりでした。 不思議で切ない、長い長い四日間の物語。
死を覚悟したとき何を思うのか。自分だったら何を思うのか想像もつきませんが、作中の岩村真理子のように、たとえ心残りがあったとしてもその人生に胸を張れるものでありたいと思いました。
心とは何か。生とは何か。死とは何か。
人が生きていくのに大切なことは何なのか。
人が人に対するさまざまな深い想いが丁寧に描かれていて、そこかしこで熱くなるものがありました。風景や人物の描写も巧みで情景が自然と浮かんできます。登場人物も皆魅力的で、文体もとても読みやすかったです。ラストには思いもよらない驚きと感動がありました。







とっても心に染みる物語でしたね。
生きていくって事は奇跡の連続なのかもしれないって気持になりました。
生きていくことが奇跡。本当にそうですね。
偶然が重なりあうことで私たちは存在していられるのかも知れませんね。