疾走 [重松清]

疾走 上
重松 清〔著〕
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広大な干拓地と水平線が広がる町に暮す中学生のシュウジは、寡黙な父と気弱な母、地元有数の進学校に通う兄の四人家族だった。教会に顔を出しながら陸上に励むシュウジ。が、町に一大リゾートの開発計画が持ち上がり、優秀だったはずの兄が犯したある犯罪をきっかけに、シュウジ一家はたちまち苦難の道へと追い込まれる・・・。十五歳の少年が背負った苛烈な運命を描いて、各紙誌で絶賛された、奇跡の衝撃作、堂々の文庫化!(文庫裏表紙より引用)


重い・・・。読むのが辛い・・・。

「流星ワゴン」で初めて重松さんの作品に触れ、2作目として選んだのがこの作品でした。「流星ワゴン」とは全くイメージが違い、驚きました。

まだ、下巻は読んでいません。下巻はしばらく読まないつもりでいます。決してつまらないということではないのですが、ただ、軽い気持ちでは手にすることができない。読むのに覚悟を決めるというと大げさですが、読み手も真剣にならざるをえない、そんな状況に置かれてしまいます。実際、この上巻1冊を読み上げるのにかなりのエネルギーをつかったような気がします。


あまりに辛くて、次のページを捲れない・・・。

一度、本を置いたら、なかなか開けない・・・。

そんな葛藤を重ねながら読んだ作品でした。



「誰か一緒に生きてください。」

こんな言葉が出てくる孤独とは、いったいどれほどのものなのだろう。



下巻はいつか必ず読むでしょう。なぜか最後まで読まなくてはいけないような気がしています。

映画化が決定していて12月に公開予定だそうです。

「疾走」公式サイト:http://kadokawa-pictures.com/shissou/
posted by 玉葱 at 2005年09月26日 | Comment(9) | TrackBack(5) | 重松 清
この記事へのコメント
トラックバックありがとうございました!

まさにおっしゃるとおりで
ここまで読むのに「覚悟」がいる作品は
あまりお目にかかれませんよね。

重松氏の作品の感想もかなりの数書いてきましたけど、これが一番難しかったです。

ぜひ遊びに着てみてくださいなw
Posted by skywalker14 at 2005年09月27日 00:40

トラックバックありがとうございました。

私も重松作品デビューは「流星ワゴン」でした。
そして、やはりTBされているskywalkerさんのブログを読ませていただき、
むしろ怖いものみたさな気分で読み始めてしまいました。
かなりエネルギーを消耗しましたが、
私は下巻に早く進みたかったです。
<救い>を求めて、早く読み終わりたい・・・
そういう気分でした。

映画化されるの知りませんでした。
豊川悦司さんの名前を見た時、まっさきに思い浮かんだキャストは「鬼ケン」でした・・・外れた。

大杉漣さんも大好きなので楽しみですが、
多分観には行きません・・・
Posted by あさ太郎(・∀・)ノ at 2005年09月27日 22:04

こんにちは。こちらからもTBさせてくださいね。
重松さんのほかに野沢さんもお好きなんですね。
私もです。
またお邪魔させていただきます。
Posted by 由松 at 2005年09月28日 14:25

トラバありがとうございました!

これからときどきお邪魔します。
次を選ぶときの参考にさせていただきます♪
Posted by 小夜 at 2005年09月28日 22:29

トラックバックありがとうございました。
私は、他の人のブログでこの作家を知り
「きよしこ」をまず読みました。
良いなあと思って、次に手を出したのがくれでしたが、とにかく暗くて重くて救われない気がしながら、それでも読むのを止められず、二日で上下巻一気に読みました。いつ救われるのだろう、どうやって救われるのだろう、そんな気持ちからでした。
映画も見たいような見たくないような・・・
とにかく、忘れられない一冊になりました。
Posted by kilalin at 2005年09月29日 22:28

>skywalker14さん
skywalker14さん程のかたでもレビューが難しいとは・・・。この作品は私にはちょっと荷が重かったです。ほんと疲れました。でも、下巻もいつか必ず読むつもりです。また遊びにいかせてもらいます。

>あさ太郎(・∀・)ノさん
ホラー映画なんかを見ているときの、早く終わって〜みたいな感じですかね?ちょと違うか・・・。豊川悦司さんも大杉漣さんも好きなんですね。でも、やっぱり観にいかないんですねww(お気持ち分かりますw)

>由松さん
野沢尚さんも大好きです。まだ記事が書けてないんですが・・・。(´・ω・`) 書こうとおもってカテゴリ作ったのに後回しになってしまいました。ぜひ、またいらしてください。

>小夜さん
いえいえ、とんでもない。私の駄文を参考にされたら困ってしまいます。責任とれません!(笑)

>kilalinさん
そうですね。私もこの作品は忘れられないでしょう。二日で上下巻一気読みとはすごいですね。私はものすごい時間かけてやっと読み終えました。正直、映画はあまり見たくありません。
Posted by 玉葱 at 2005年10月12日 22:24

TBありがとうございました。
読み終わって数日経ちますが、まだ少しリハビリが必要です…
またお邪魔します☆
Posted by けむ at 2006年01月10日 12:00

>けむさん
リ、リハビリですか・・・?
そうですね。心に休息を与えてあげないといけないような気はしますねww私も遊びに行かせてもらいますね。
Posted by 玉葱 at 2006年01月25日 01:50

突然失礼いたします。
東京都板橋区に本拠地を置く劇団銅鑼・制作部の田辺と申します。
この度、直木賞作家・重松清の「流星ワゴン」を舞台化し、上演いたします。
この作品は、昨年東京で上演、口コミで評判が広がり、SOULD OUTになった公演です。
今回は、2月3日〜2月5日 相鉄本多劇場(横浜駅より徒歩3分)
    2月9日      兵庫県立芸術文化センター中ホール(阪急西宮北口駅前)
で上演いたします。
公演の詳細については、劇団銅鑼HP
http://www.gekidandora.com
をご覧下さい。
是非多くの方にご覧頂きたく、ご案内をさせていただけないかとご連絡させていただきました。

チケットのお申し込みは、劇団銅鑼のほか、ぴあ・ローソン・e-プラス・描く上演劇場でも扱っています。
よろしくお願いいたします。

劇団銅鑼 制作 田辺素子
〒174−0064 東京都板橋区中台1−1−4
TEL:03−3937−1101
FAX:03−3937−1103
http://www.gekidandora.com
gekidandora@pop12.odn.ne.jp


Posted by 劇団銅鑼 田辺素子 at 2006年01月30日 21:53

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