時生 [東野圭吾]

時生
東野 圭吾〔著〕
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不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語り始める。どうしようもない若者だった拓実は、「トキオ」と名乗る少年と共に、謎を残して消えた恋人・千鶴の行方を追った−−−。過去、現在、未来が交錯するベストセラー作家の集大成作品。(文庫裏表紙より引用)


文句無く、面白いと言える作品でした。

登場人物の各々が、そのそれぞれの生について想いを持っています。納得できない部分、許せない部分、変えられない事実。そして、その親も子の生になにかしらの想いがあります。そういった絡み合いがきれいにまとまっています。親は子に、子は親に、伝えたい言葉がある。そんな親子愛の物語と受け取りつつ読み進めました。

「明日だけが未来じゃないんだ」
「生んでくれたこと、感謝するよ」
「未来を生きてください」

赤面するような台詞も、物語の中では、重みがあり真摯に受け止めることができます。


生まれてきたことをよかったと思えることは、幸せなことだと思います。私にも心からそのように思えるとときがくるのかな。こうして本を読むことも、感想をもつことも、すべてこの世に産んでくらたからできること。私もいつか親に伝えたいと思います。「ありがとう」と・・・。

NHKでドラマ化され、現在はDVD化されています。

posted by 玉葱 at 2005年10月01日 | Comment(11) | TrackBack(17) | 東野 圭吾
この記事へのコメント
TBありがとうございます。
この話はなかなか素直になれない気持ちからだんだん親のことも許せるようになってくる。「生まれてきてよかった」というセリフは感動的でしたね。私もそんなセリフを言ってみたいなと思いました。ドラマは観ていないのですが、どうなんでしょうね。
Posted by やす at 2005年10月01日 09:30

トラバどうもです!
早速、トラバ返し・コメントしにきました。

いいですよね。コレ
親子の物語・「生」について。。
こういうネタに弱かったりします(笑)

今レンタルして、ドラマの方観てます!

同じものを読んでたりするので、感想楽しく読ませて頂きました!
また伺わせてもらいまーす
Posted by じゅん at 2005年10月01日 10:53

TBありがとうございました。

東野さんの作品はラストがきれいに「決まった」というものが多いと思うのですが、
これもその1つでしたね。

余談ながら、玉葱さんって、私の知ってるたまねぎさんのことかと思ってしまいました。
あ〜びっくりした(笑)

また、遊びに寄らせていただきます♪
Posted by そら at 2005年10月01日 14:50

TBありがとうございます。
DVDレンタルされているのでしょうか?
見直したいな〜
Posted by およげたいやきん at 2005年10月01日 22:13

メロトモになって下さりありがとうございましたv
玉葱さんのブログにお邪魔して、まだ私が読んだことのない本ばかりで「違う読書世界の人がいるんだなー」と感動してしまいました。
読んだことのない本の書評が読めて、いい勉強になりました。
1000冊がんばってくださいねー( ̄▽ ̄)ノ。
Posted by スズモモ at 2005年10月03日 01:01

トラバありがとうございました。
僕は東野さんの作品が好きで、読み漁っているんですが、この「トキオ」は東野作品の中でもかなりおもしろい作品だと思います。他にも面白い作品はたくさんあるので是非どんどん読んで下さいね!

ところで重松さんの本も今気になっているんですが、玉葱さんも読んでいておもしろそうなので是非読んでみようと思います。
Posted by いぬ at 2005年10月03日 01:44

>やすさん
ほんと、「生まれてきてよかった」というセリフは感動しました。私もそんなセリフが言えるような素晴らしい人生を歩みたいと思いました。ドラマは私も見ていませんが、「父への伝言」という副題がなかなか素敵ですね。

>じゅんさん
私も親子ネタに弱いんですよ〜。なんと、今レンタル中ですか?ぜひ感想聞かせてくれると嬉しいんですけど。ぜひまたいらしてください。

>そらさん
ホエ?o(゜〜゜o)???人違いでしたか。たまねぎなんて名前をつけようとする奇特(?)な人が私の他にもいるんですねww私のほうもまた遊びにいかせてもらいます。

>およげたいやきんさん
DVDはレンタルされているようですね。上のじゅんさんがレンタル中だとか。お店にもよると思いますが・・・。私は近所のツタヤで探したのですが、ありませんでした。(/ー ̄;)シクシク

>スズモモさん
私、どうも好みが偏ってしまっているようなので・・・wwでも、違う読書世界というのは新鮮ですね。食わず嫌いというのは、すごくもったいないことかもしれませんよね。いろいろな世界に足を踏み入れて生きたいです。

>いぬさん
東野さんの作品にはまってしまうのは分かりますね〜。今「ゲームの名は誘拐」を図書館から借りているのですが、返却日までに間に合うかどうか(; ̄ー ̄A 重松さんの作品ですが、私は流星ワゴンと疾走(上)しか読んだことありませんが、流星ワゴンは個人的には大好きです。
Posted by 玉葱 at 2005年10月12日 22:05

不治の病という重いテーマが描かれていながら
さわやかな気持ちで読める内容でした
子を思う親の気持ちとはよく言いますが
親を思うこの気持ちがよく分りました
親として考えさせられる作品でした
Posted by けん at 2005年10月31日 15:04

>けんさん
確かに、子を思う親の気持ちではなく、親を思う子の気持ちを書いた作品ですね。ですが、実際には孝行したいときには、親はなしともいいますように、親を思うようになるきっかけは、あまりないのかもしれません。私も親が健在のうちに孝行しておきたいなと思います。
Posted by 玉葱 at 2005年11月10日 20:18

トキオは私が東野さんの作品で初めて読んだ本で同時にこれほど面白い作品を読んだのも初めてでした。読んでいる時期にちょうどドラマでも放送していて兼ねて読んでいました。読み終わった夜は作品のことで頭がいっぱいで興奮してしまい寝つけないほどでした。私のお気に入りNO1は仮面山荘です。皆さんのお気に入りをおしえてください。
Posted by デスク at 2006年04月27日 18:09

私も初めての東さんの作品が『トキオ』でした。内容もすごくよかったのに終わりかたもすばらしかった。まだまだ東野さんの作品で読んでないものもあるので早く読みたいです。















Posted by nami at 2006年05月16日 22:30

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