初ものがたり [宮部みゆき]

初ものがたり
宮部 みゆき著
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本所深川をあずかる岡っ引きの茂七親分が、下っ引きの糸吉、権三とともに、江戸の下町で起こる摩訶不思議な事件に立ち向かう。茂七に事件解決のヒントを与える謎の稲荷寿司屋や、超能力をもった拝み屋の少年など、個性あふれる登場人物たちと織りなす人情捕物話の数々。・・・・・・「鰹」「白魚」「柿」「桜」など、江戸の季節を彩る「初もの」を題材に、ときに哀しく、ときに妖しく描く時代小説。(文庫裏表紙より引用)


6編からなる短編小説ですが連作になっていてひとつの物語として読むことができます。それぞれが初ものを題材とした連作で随所に出てくる季節の料理がなんともおいしそう。主人公となるのは、「本所深川ふしぎ草紙」に登場した茂七親分。そして脇を固めるのが、下っ引きの糸吉、権三、拝み屋の日道、梶屋の勝蔵、そして謎の稲荷寿司屋の親父など、一癖も二癖もある登場人物が盛りだくさん。

人物も料理も飽きることなく話が進む、江戸の人情あふれる捕り物帖。捕られたのは私の心?なんてねww素直に楽しめるおいしい作品でした。

がしかし、どうにも中途半端な終わり方。稲荷寿司屋の親父の正体は?勝蔵との関係は?どうやら連載されていた「小説歴史街道」が廃刊となってしまったそうです。それまでの掲載分で単行本刊行されたというのが新潮文庫版のあとがきにあるらしい。続編へ期待が高まりますね。

NHK金曜時代劇でドラマ化されています。

posted by 玉葱 at 2005年11月24日 | Comment(4) | TrackBack(4) | 宮部 みゆき
この記事へのコメント
おはようございます。
玉葱さん。TBありがとうございました。
この本は、宮部さんの時代物を読むキッカケとなった本でもあります。
その為か、とても印象深い本となりました。
シリーズ化はないのですかねぇ・・(笑)
Posted by ゆう at 2005年11月25日 09:51

玉葱さん、こんにちは。
トラバありがとうございました。

↑のゆうさんと同じなのですが、
自分もこれが宮部時代物へのきっかけでした。

稲荷寿司屋の親父は印象に残りますよねぇ。
読んでいる最中から残りページが気になり、
そのまま終わってしまうんですもの。

あ、トラバさせていただきました。
これからも来させていただきます♪

Posted by とも at 2005年11月25日 13:24

はじめまして。TBありがとうございます!わたしブログは気が向いたときにまとめて書く人なので気づくのが遅かったです、ごめんなさい。こちらもTBしてみました。
Posted by rock&book at 2005年11月27日 01:22

はじめまして。
私もこの本が初・宮部みゆき時代物です。ほんと続編が待ち遠しいですね。
ドラマ化されてたのは知らなかったです。見てみたかったな。
Posted by ひろねこ at 2005年11月27日 17:01

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初ものがたり 宮部みゆき
Excerpt: 本所深川一帯をあずかる岡っ引きの茂七親分が、江戸の下町で起こる数々の事件を解決する。 それぞれの編には、江戸の季節を彩る「初もの」を題材に話が構成されている。 その風情は芳しく、茂七親分は人情味あ..
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Tracked: 2005-11-25 09:50

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『初ものがたり』宮部みゆき
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